SOB 室内「Wall Painting」DIYワークショップ開催

2019.05

お施主さまのご要望で、ご友人の方をお招きし、室内のDIY塗装をワークショップ形式で行いました。

 

今回の壁仕様は「化粧合板の目透かし貼り」。一般的には化粧合板と言えばシナベニアですが、杢目を強く表現するため「桧合板」を使用し、またそれに負けないよう目透かしは少し太めの4ミリを選択しました。

このような化粧合板は時間が経つにつれ、日に焼けて「飴色」になってくるのですが、杢目も目透かしも双方印象が強いため、白のオイルステインを拭き取って、できるだけ「飴色」が目立たないようにすることにしました。

 

ワークショップでは参加者の皆さまにこのことを簡単に説明し、早速作業開始!!

まずは下準備として、不用意に付いた木工用ボンドをペーパーできれいに落としていきます。

▲ ボンドが残っていると、オイルステインの塗料がはじいてしまい、そこだけ塗装ができません。大工さんも注意深く施工してくれていますが、やはり若干の付着があります。この時、日の当たらない所を正面から見ても全く見つけることができませんが、窓からの日の光を上手く使い、対象となる部分を見つけていきます。南面に設置したハイサイド窓がとても役立ちました!!

▲ ボンドの除去が終わると次は養生作業です。今回は一般的なマスキングテープのみを用いました。本来はマスカを窓のガラス面の養生として使いますが、「気をつけて行う!」ということで省略。DIYならではの大胆さ!です。参加者全員がテープを手にして、塗料が付着して欲しくない部分(特に電気関係)を貼っていきました。

▲ 貼り方がプロ並み・・かどうかはさておき、アッという間に養生作業完了です。「やったことが無い!」という方ばかりでしたが、参加者全員、手先がとても器用で順調に作業は進んでいきます。流石です。

▲ そしてオイルステインをコテ刷毛で塗り込んでいきます。塗り込んだら直ぐにウエスで拭き取ります。拭き取りをしないと白色が強すぎて、杢目が見えなくなってしまいます。・・とは言え、これは参加者全員が初めての経験ということで、恐る恐る塗っていました。ですので、塗りがあまく全く塗料が付いていませんでした。(写真は作業の終盤)

▲ 建具も棚板も忘れずちゃんと塗ります。この段階まで来ると、皆さまコツを掴んきたご様子で、しっかり手早く作業が進んでいきます。また建具は化粧用のシナベニアを使用しています。この写真でも壁と建具の「杢目の違い」がわかりますね!

▲ そして最後は参加者で記念撮影。何名かは午前中で帰られてしまいましたが、小さなスペースでもたくさんの方に携わっていただき、大変賑わいのあるワークショップでした!!お忙しい中、ご参加ありがとうございました。