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2024.10 NEW!!
岐阜県の各務ヶ原市にある市民公園で開催された社会福祉フェスティバルにおいて「一寸格子」ワークショップをお手伝いさせていただきました。弊所は、JIA(日本建築家協会)の愛知地域会に所属していますが、同じ東海地区の岐阜地域会からお声掛けいただき、ワークショップを共同で開催いたしました。
当日は台風の影響でお天気もかなり心配されていましたが、朝方は10月らしい涼しい気温から一転、お昼前になると日差しが強いくらいの晴天となり、芝生広場で行われましたフェスティバルにはたくさんの市民の方が来場されていました!!
今回は、福祉フェスティバルと言うこともあり、「避難時のくつろぎ空間」というお題で、子どもたちと一緒に模型を作り、1/1の実寸大の立体物を組み上げました!!
▲ 街の中心部に「大きな芝生広場」という心地よい空間があることは市民にとっても非常に嬉しいですね!!
▲ 午前&午後で各4チーム、1チームあたり8名程度の小学生で構成されています。まずは、割り箸を使って、1/10の模型をみんなで作成します。三角形という基本的な形はあるのですが、慣れてくると子どもたちも思い思いの形を自由に組み上げていきます。まさに、「建築の作業っぽい!?」ですよね!
▲ それが終わると模型を参考に、今度は実際の材料を使って「実物大」を組み上げていきます。「一寸格子」とは、「一寸=約3センチ」の角材を使用し、建築的な立体造形物を子どもたちの手で組み上げるワークショップです。各頂点は輪ゴムで止めるだけなので、小学生の子どもたちでも手早く、簡単に立体を作ることが可能です。
▲ 実物大を組み上げる所要時間はおおよそ40分程度。あっという間に等身大以上の立体物ができあがるため、子どもたちは意外と驚きを隠せず、一段と集中力が増していく様は、スタッフ側として参加した私もとても興味深い点でした。
▲ 4チーム、それぞれ考えた子どもたちの形が芝生広場にお目見えします。担当するスタッフたちのサポートもあり、無事完成までできるのですが、同じ形のものは一つもありません。その点が昨今の建築事情(似たような建物がたくさん作られている)と比較しても、非常に感慨深い点だと感じました。
▲ 参加した子どもたちの中に「将来、建築家になりたいです!」という小学2年生の男の子がいました。このような活動をしていると非常に嬉しい瞬間です。私も中学校から委託されている職業講話の中で「設計士、建築士、建築家」の違いを説明することが多いですが、小学生の低学年という年齢で、建築家という言葉を理解し、また将来の目標を持っていることに対してとても驚きました。
とても暑い日でしたが、とても良い時間をいただきました。