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photo by 朴の木写真室

志摩の小庭 いかだ丸太の家

竣 工 : 2020.02

所在地 : 三重県志摩市

物 件 : 戸建て新築

構 造 : 木造伝統構法 平屋建て
面 積 : 59.62㎡

施 工 : 東原建築工房(三重県志摩市)


 ・平成30年度 第2期サステイナブル建築物等先導事業 気候風土適応型 採択案件(国土交通省)

・エックスナレッジ「建築知識ビルダーズ45(2021 Summer)」に掲載

・第40回 三重県建築賞 住宅部門 会長賞 受賞

・JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2021

・第53回中部建築賞 住宅部門 入賞

・第1回みえの木建築コンクール 住宅新築部門 最優秀賞

・第17回 木の建築賞 木の住宅賞 受賞

私たちの暮らしに欠かせない住まい。

 

そこにはいろいろな価値観がありますが、今まで時代の流れと共に培ってきた価値観がまさに節目の時を迎えていると思います。大量生産・大量消費という時代の流れに疑問をもつ機会も少しずつ増え、それに比例して「地域に根付いた持続可能な社会が必要では」と感じることも多くなっています。

 

この案件は、平成30年のサステイナブル建築物等先導事業「気候風土適応型」に採択された案件であり、地産地消、地域の特色に合わせた意匠性、地元職人の技術の継承、また地域住民たちのコミュニケーション形成など、持続可能な地域社会へ目を向け、「できる人ができることを取り組む」というスタンスを前提にこのプロジェクトをスタートさせました。

 

「住」という暮らしの分野において、時代の流れは、設計を生業としている専門家の私たちでもとても早く流れていると感じています。そしてその多くの場合、古いものを切り捨て、その新しいものに「対応したい、対応しなければならない」となっているのが現状です。

 

でも全てのケースで、それが本当に正しいと言えるのでしょうか。

 

良いところは残し、悪いところは変え、それぞれ時代の流れに合わせることも、場合によっては大切ではないでしょうか。ひと昔前までは当たり前だったことが「古い、今のやり方に合わない」と一つまた一つと消えかけている中で、気候風土適応型住宅という仕組みを使いながら、この地域に何が貢献できるのか、施主、施工者と共に考えました。

▶いかだ丸太の家での活動

志摩の小庭いかだ丸太の家では、持続可能な地域社会の構築を目指し、サスティナブルの観点から様々な取り組みを行いました。

▶気候風土適応型住宅とは


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